1ヶ月は、ホントに早い。
つい先月『あやめ独演会』が終わったばかりだというのに。もう商店街寄席。
番組
『転失気』 勘々
『浮世床』 勘楽
お仲入り
抽選会 勘朝
『金明竹』 勘十
『仔猫』 楽狐
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『転失気』:勘々 勘々独自の落語観・リズムがある。誰も教えない。だけど、それを自身の力で構築してきた実践は評価される。
これを次に伝えたとき、芸として認められる。
『浮世床』:勘楽 本寸法の落語として演じる。お客様からすると、「江戸の落語聴いたぁ。」という感じ。よく話し込んでる。
『金明竹』:勘十 不思議な言語で語る。何言ってるのか解らないことがある。でも、お客様がそれを楽しんでるのなら、それもいい。稽古をよくやってるから喜んでもらえる。
『仔猫』:楽狐 上方ユニットの先鋒。仲間がいるのはいい。支えてもらってる。25年ぶりに高座にかけた、という。25年前から落語を演ってる強さがある。落語は、5年10年で完成しないということ。
4人がそれぞれの個性で表現していた。傍(はた)で見ていて、高座に上がりたくなる寄席だった。