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『テルマエ・ロマエ』

 コミックからの映画化らしい。
 コミックは見かけたことさえないが、映画は楽しませてもらった。

 資金調達が上手く行ったらしく、デティールまでこだわった、完成度の高い作品が出来上がってる。
 タイムスリップ仕立て。繋ぎの音楽や両サイドの進行まで丁寧に表現してある。
 小学生にでも理解出来る。
 ミニシアター系の映画ファンは、きっと歯牙にもかけない娯楽作品。

 心身とも疲れている時には、丁度いい。

 阿部寛の演技はいい。後半ちょっと食傷気味だったが。
 上戸彩(これくらい知ってる)は、綾瀬はるかよりはいい。あんな大根と比べりゃ誰でもいい。好んで観たいとも思わないが。
 脇のおじさん達がいい。笹野高史(『おくりびと』の隠亡さん役)が相変わらずいい。
 
 前半たっぷり笑わせてもらった。後半はついでに観たという感じ。
 前半だけリピーターになってもいい。前半だけ半額で見せてくれないか。
 そんな作品。☆☆★★★。 

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2012年05月05日 16:59に投稿されたエントリーのページです。

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