コミックからの映画化らしい。
コミックは見かけたことさえないが、映画は楽しませてもらった。
資金調達が上手く行ったらしく、デティールまでこだわった、完成度の高い作品が出来上がってる。
タイムスリップ仕立て。繋ぎの音楽や両サイドの進行まで丁寧に表現してある。
小学生にでも理解出来る。
ミニシアター系の映画ファンは、きっと歯牙にもかけない娯楽作品。
心身とも疲れている時には、丁度いい。
阿部寛の演技はいい。後半ちょっと食傷気味だったが。
上戸彩(これくらい知ってる)は、綾瀬はるかよりはいい。あんな大根と比べりゃ誰でもいい。好んで観たいとも思わないが。
脇のおじさん達がいい。笹野高史(『おくりびと』の隠亡さん役)が相変わらずいい。
前半たっぷり笑わせてもらった。後半はついでに観たという感じ。
前半だけリピーターになってもいい。前半だけ半額で見せてくれないか。
そんな作品。☆☆★★★。