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第181回商店街寄席 

 番組
 『反対俥』(ネタおろし)    とまと
 『堀内』(ネタおろし)      勘心
 『ちりとてちん』         勘々
 お仲入り
  抽選会 豆知識       勘朝
 『中村仲蔵』           勘楽  

 お客様は多くはなかったが、よく笑っていただいて、演者と一体感のある落語会を創り上げることが出来た。

 『反対俥』とまと。
 とまとの芸の幅が広がっている。落語は男が演じるのに練りこまれてきたのだが、そこをとまとが、巧みに自分の守備範囲に持ちこんできている。何度聞いても笑える。
 女子落語で悩んでいる方があれば、とまとを参考にするといい。

 『堀内』勘心。
 演じ方に悩んでいた。一時は商店街寄席にかけることすら、躊躇(ためら)っていたが、稽古量で克服した。語り込んで、うまく口に乗せた。サゲ前で数回噛んだのが実に惜しい。まだ稽古が足りないということ。サゲでよくしくじる(笑)。

 『ちりとてちん』勘々。
 勘々が出ると、客席が賑やかになる。もしかすると、三平師匠(もちろん先代、今の三平は話にならない)の要素を持ってるのかもしれない。粗がたくさんあるのだが、お客様が喜んでいるから、アレでいいのかもしれない。いや、きっといいのだろう。

 『中村仲蔵』勘楽。
 勘楽にとって自家薬籠中のネタ。ネタおろしの時、寝言に出てくるほど稽古してるから、自信に充ち溢れて演じられる。
 お客様に≪聴かせてやっている≫。客は安心して話に入り込んでいく。安心しすぎて寝ている人もいた(笑)。これも一興。

 満席には遠かったが、落語会としては成功。
 お客様が満ち足りた表情でお帰りになってある。席亭も満足。
 

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2012年04月29日 06:57に投稿されたエントリーのページです。

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