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秘められた恫喝

 電力会社の嘘八百が、今回の大災害でようやく詳(つまび)らかになってきた。

 【ウソ】などという、どこか子どもじみたことではない。
 ストレートに表現するなら、まさに【恫喝(どうかつ)】。

 暴力団のように正面切って演じる【恫喝】ではないから、余計始末が悪い。


 至近な例
 ・市民運動家Nさん。
 甥子さんが某電力会社の孫請けに就職しようとした。姓がNさんと同じ。関係が明らかになって就職が取り消された。


 ・町内の祭りへの補助金が打ち切られるから、反原発運動のポスターを剥がしてくれと、町内会長から圧力がかかった。

 ・電力に余裕があるのに、計画停電という脅しをかけてくる。
 関東で計画停電行われたのは、大事故の影響があった時だけ。基盤が戻ってからは停電はない。
 あの程度の停電はなら、自然災害の際、市民は文句ひとつ言わない。


 等々でハッキリしている。これは電力会社及びその周辺の利益団体のプロパガンダ。

 チョウチン学者達にばらまいてる寄付金もそう。
 「来年から寄付金は計上しません。」と、秘められた恫喝をかけられたら、研究所、研究者たちは震えあがる。
 その寄付金・助成金という名の賄賂の額がまたただ事ではない。地方公務員給与の100年分くらいある。全部電気料金として我々が払ってる。

 彼らは冷静かつ沈着に恫喝しかけてくる。

 感情的になって訴えても、効果は薄い。 
 どなっても、泣いても、行政と大企業は涼しい顔。数時間罵られるのを我慢すれば、料亭の反省会で終わり。

 一小市民が対抗できるのは選挙だけ。
 法治国家の弱点かもしれない。

 水戸黄門も座頭市もいない。

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2012年04月02日 20:41に投稿されたエントリーのページです。

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