近代オリンピックを否定していながら、何故マラソンを見るか。
それは、全く逆。
マラソンという競技に、近代オリンピックがすり寄ってきた。
もともとマラソンが先にあって、近代オリンピックの後付け。
42.195kmの距離は、当時人間が走り続けられる限界に近かった。(今では小学生だって可能な距離なんだけど。)
ローマ・東京でアベベがマラソンを一躍花形競技に仕上げた。
ここらあたりから、マラソンのスピード化が始まる。
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4年に一度、TOPアスリートたちが最高のコンディションで臨む。それがマラソン。たまたまオリンピックが重なってるだけの話。
人類が42.195Kmを120分以内で駆け抜けるのはいつか。
それは誰か。
その彼・彼女はまだ産まれていない。その父と母さえ産まれてないかもしれない。
その人類の歴史に出会いたい。それが楽しみ。
そのヒトは、栄養管理が行き届いて、徹底的に自己管理をした、25歳のアフリカーナに違いない。
あの大陸には、人類の夢をかなえてくれるだけの豊かな才能が溢れている。
リオデジャネイロ オリンピックには実現するかもしれない。南半球初オリンピック。何が起こるかわからない。