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連載小説

 7~8年置きに新聞連載小説にハマる。

 今現在『沈黙の町で』(A新聞)にハマってる。
 教育関係者なら、誰もが知ってるいじめ事件が、柱になってる。

 

 今まで4回ほど連載小説にハマった。
 『・・・』題名忘れた。(宮尾登美子)。
 『人を見たら蛙になれ』(村田喜代子)。
 『悪人』(吉田修)。

 『悪人』も、『人が観たら・・・』も、福岡が舞台。
 当時、作者が取材した場所が目の前に見えて面白かった。
 数年後突然『悪人』が大ブレイク。驚いた。
 どのような経緯で売れるか、まったく予想がつかない。


 『沈黙の町で』は、いじめ自殺事件がモチーフ。
 ニュースソースとして、やや古いが、まだ通用する。作者の力量がこれから確かめられる。 
 いじめ事件の解決不可能な矛盾をよくついている。

 今から読み始めたくても、無理。
 新聞は先に進んでるし。書籍化は2年後。
 出港した船に乗るのは無理。


 
 連載小説は、新聞社への意見投書で文章が変わる。大きくは変わらないが、原稿料稼ぎのために、文章量が増減する。まさに【売文業】。
 というようなことを、映画『ミザリー』だとか、『火宅の人』(檀一雄)で作家が暴露している。

 D.一雄は、新聞社の原稿料で女優との逃避行に出た。(・・・と書いている。)旅先で新聞社へ無心していることさえ、書いている。

 才能のある人はいい。無一文で出奔しても、鉛筆さえあれば何とか凌げる。


 毎朝、新聞を開いて、檀一雄を思い出している。
 女癖の悪い、どうしようもないオッサンだったが、才能は溢れていた。
 うらやましい。いや、【女癖】でなく、【才能】がうらやましい。

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2012年01月05日 19:47に投稿されたエントリーのページです。

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