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『情婦』

 マレーネ・デートリッヒ。
 『モロッコ』で、裸足で歩いて行くシーンがあまりに有名。『情婦』よかった。
 
 ラスト10分でのトリック、どんでん返しそして見事な3段オチ。
 映画として最高の出来。観客が引きずりまわされる。

 しかもM・デートリッヒの歌も聴かせてくれるし脚線美も出る。
 いい女優。歌でも脚線美でもアンニュイな瞳も不世出。何度でも観たい。
 この映画を『もう一度観たい映画』に上げてくれた選者に感謝。
 
 腑に落ちないのは『情婦』という邦題。誰が付けたのか知れないが、品のないことといったらない。
 しかもネタばれになってる。

 「逮捕されるのは不名誉なことではない、王様も政治家も司教も逮捕された人は大勢いる。」
 上手いこと言うなぁ。

 ビリーワイルダーの上手さ。

 

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2011年12月30日 17:15に投稿されたエントリーのページです。

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