内浜落語会。多才なパフォーマーを多数育ててきたが、席亭を育て損なった。
席亭・プロデューサ-も場数がものを言う。
いい会をたくさん見せて、お客様が満足してお帰りいただく会とは、どんなもんかということを体験させる必要がある。
『第2回 勘々勘珍二人会』。
勘々のプロデュースの腕が光った。
お客様を集めて、堪能していただいて、演者もスタッフも「よかったね。」という会を創造していた。しかも、2年連続。しかも、プレイングマネージャーとして、自分も高座に上がる。
これはかなりきつい。批評さえしていればいい評論家連中には、理解出来ない。実践だけがものを言う。
不満、意見、文句は誰でもいえる、実践は限られた一部の者にしかできない。
ウチでプロデュースの腕を持ってるのは3人しかいない。勘朝・08・勘々。
姫のプロデュースは寄席とは少々異なる。
「寄席運営を他の会員に任せて、演者になりきれ。」と08君は言う。それが最高なんだけど、席亭として、段取り良く采配出来る者がいない。有無を言わず的確な判断で指示を出さなければならない。
さすがの勘々でも、1年ローテがいっぱい。それを毎月演出できるものは、福岡に勘朝以外に誰もいない。(さぁまた匿名メールが来るぞ!)
ところが、今日ぶっとんだ。まどかと二人でM小学校に口演に行った。そのプロデュースの腕にひっくり返った。
完璧な会場設営。そして演出。
いるんだよね、こういうプロデュースの腕を持った方が。素人にしておくのがもったいない。空港の向こうに寄席が出来てもおかしくない。