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『ディア ハンター』

 ベトナム戦争が、アメリカ人にも大きなダメージを与えていたことがわかる。

 さっさと手を引いていれば・・・とも思うが、そう簡単に割り切れない時代だった。ベトナム戦争の頃毛沢東は生きていた。

 『7月4日』『プラトーン』『ランボー』『グッドモーニングベトナム』『地獄の黙示録』『地獄の7人』等々に与えた影響は、計り知れない。

 ただ、名作に違いないが、所詮アメリカ映画でしかないなぁと思わされる部分もある。
 マイノリティーの描き方。
 今回は、東南アジア系の民衆の描き方。側面しか見てない。

 圧巻は【ロシアンルーレット】。何度見てもハラハラする。ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケンの演技に尽きる。
 あのカットの後二人は、現実に戻れたのだろうか。戻ってるのだろうけど。
 濡れた瞳をどうやって演技で出すのだろうか。
 名優は自律神経系さえ、演技する。伝説のシーン。

 来週『風と共に去りぬ』がかかる。
 これまた、アングロサクソン側からしか黒人を描いてない。名画には違いないが、マーガレットミッチャムは自己の差別性に気付いてない。
 KKK団を評価している。観れば解る。
 よって、パス。

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2011年11月20日 18:18に投稿されたエントリーのページです。

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