童謡『里の秋』
この季節になると、ラジオで時々かかる。
郷愁をかきたてられる。
多くの日本人はメロディーを口ずさむことができる。
この季節、NHKラジオで必ずかかる。
ところが、1番はかかっても2番3番はかからない。
1番
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた
抒情詩として、多くの日本人の原風景。
ところが2番以降ドラスティックに社会性を帯びる。
明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ 父さんのあの笑顔
栗の実 食べては 思い出す
父さんの笑顔を思い出すのはなぜ?
答は3番。
さよならさよなら 椰子(やし)の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ御無事(ごぶじ)でと
今夜も 母さんと 祈ります
見事に、南方戦線に徴兵されたお父さんと、残された、母と小学生少年の姿が浮かぶ。
もちろん戦時中は、【厭戦気分】をあおるとして歌われることはなかった。
ただし、歌詞を変えて歌われていた。(知りたい方はネットへ。)
これが戦争への誘導。
こっそり、ひっそり、たっぷり、と。もちろん、尻ぬぐいは社会的弱者(マイノリティ)がする。
昔から、こうやって市井の私たちを、行政とマスコミと癒着企業(現在:電力)は誘導(だま)してきた。
為政者がわというものは、そういうもの。
2000年続いてきた日本の歴史、そろそろ気付かなければ。
♪ 静~かな、静かな秋の夜に~
考えること。