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修羅場

 7月最後の仕事。
 唐人町商店街内。空店(あきだな)での寄席。

 番組
 開口一番     勘朝
 勘定板      勘栄
 かぼちゃ屋    とまと
 松山鏡      勘栄
 ろくろっ首    とまと

 

 寄席の興業を全く知らない人がプロデュースしてるから、理解してない演出。
 落語を大道芸やストリートパフォーマンスと同じだと思っている。

 当たり前なら、こんな仕事受けないけど、間に唐人町商店街が入ってるから、どんな場所でも演る。ちょっとした筋を通した仕事。

 開口一番は、とまとだったが、最悪を想像して着物を持っていく。
 想像し通り。急きょ出る。

 とまと、勘栄にとってこんな寄席は初めて。
 やっぱり経験がものを言う。この程度の修羅場ではビクつかない。

 いろんな寄席がある。いつもいつも聴いて下さるお客様の前でばかり演っていると
、温室育ちのイチゴになる。真っ赤で糖分たっぷりだが、すぐに痛む。


 とまと、勘栄にとって今日の高座は稽古200回分以上の収穫だった(はず)。必ず、上手くなる。

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2011年07月31日 16:05に投稿されたエントリーのページです。

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