(昨日からの続き)
「じゃぁ使っちゃいけない言葉の辞典でも作れよ。『差別用語辞典』っての。」
凄いブラックだなと。笑った。
『差別用語辞典』という考えが常軌を逸している。だから、意表を突かれて笑った。
放送禁止用語について、マスコミ関係者に尋ねたことがある。
各社、社外秘で【使用禁止言葉集】ってのがあるらしい。ネットにも載ってる。
でも、『差別用語辞典』はあり得ない。書く内容も禁止用語の羅列になるし。意味の説明を書くわけにもいかない。
ところが・・・、出た!ウソだろ?
『差別用語辞典』上原善広 新潮選書
新聞広告を見た時、目を疑った。
即、バイク蹴って、ジュンク堂。こやすに頼んでいると、発禁の波にのまれるかもしれない。とにかく早く実物を見たい、読みたい、考えたい。果たしてジュンク堂にあるだろうか。
こういうときの行動は、早い。発禁になると、あっという間に書店から跡消える。
東大寺学園少年一家焼殺事件の書籍で煮え湯を飲まされた。
『差別用語辞典』。あった、手に取った、ぱらぱら読んだ。
ひっくり返った・・・。
(続く)