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危険な本 (中)

(昨日からの続き)
「じゃぁ使っちゃいけない言葉の辞典でも作れよ。『差別用語辞典』っての。」
 凄いブラックだなと。笑った。

 『差別用語辞典』という考えが常軌を逸している。だから、意表を突かれて笑った。


 放送禁止用語について、マスコミ関係者に尋ねたことがある。
 各社、社外秘で【使用禁止言葉集】ってのがあるらしい。ネットにも載ってる。
 でも、『差別用語辞典』はあり得ない。書く内容も禁止用語の羅列になるし。意味の説明を書くわけにもいかない。

 ところが・・・、出た!ウソだろ?

 『差別用語辞典』上原善広 新潮選書

 新聞広告を見た時、目を疑った。
 即、バイク蹴って、ジュンク堂。こやすに頼んでいると、発禁の波にのまれるかもしれない。とにかく早く実物を見たい、読みたい、考えたい。果たしてジュンク堂にあるだろうか。

 こういうときの行動は、早い。発禁になると、あっという間に書店から跡消える。
 東大寺学園少年一家焼殺事件の書籍で煮え湯を飲まされた。

 『差別用語辞典』。あった、手に取った、ぱらぱら読んだ。
 ひっくり返った・・・。
 (続く)

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2011年06月07日 19:31に投稿されたエントリーのページです。

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