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原発、裏事情

 昔、付き合っていた女性の家族が電力関係で働いていた。

 彼女は電力関係のシンパでもあったから、当然私の生活とは受け入れられない部分があった。本棚に、広瀬隆を見付けて、複雑な顔をしていた。

 「原発に文句言うくらいなら、電気使わなきゃいい。」とも豪語していた。
 多分、電気屋はいつも陰でそんなこと言って、市民デモをバカにしてた。
 相手が七社会じゃマイノリティは弱い。

 電気屋の間では、原発で働くことは【栄転】であることも知らされた。ただならぬ手当がついているらしい。退職間際に原発で働くことが、電気屋の花道らしい。
 自治体に莫大な補助金が出ていることを考えれば当然。


 で、今回。
 【栄転】だった、電気屋原発部門はどうなってるのだろう。
 原発は、おそらく日本の歴史の中で、戦争突入を置いて、歴史に残る大汚点。

 電気屋の花道が、奈落となった。
 その穴埋めを国民負担と消費税アップで凌ぐのだから、呆れる。

 水俣病・チッソと、構造が全く同じ。
 水俣病が教科書から消えた。チッソは、禊を済ませて生き延びた。裁判は今後数十年続くだろうが、国民の記憶から、必ずなくなる。

 電力の大失策は教科書にのるだろうか。ウラで大きな力が働いて、消し去られるだろうか。日本の今後がかかっている。

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2011年05月24日 20:15に投稿されたエントリーのページです。

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