プロの『柳家おじさん』と初めて会った。
以前の彼とは全く違っていた。いろいろ語ることさえ畏れ多い。
プロは、存在そのものが、素人とは全く違う。
これから、必ず上手くなる。もっともっとうまくなって、間違いなく、出世する。
『柳家おじさん』の出世を、福岡で祝うのは内浜落語会の仕事。これだけは粗忽家勘朝抜きには語れない。
数年後必ず来る『二つ目昇進披露』。(羽織を贈って、寄席興業。)
その後、約10数年後の『真打披露興業』(あばれ熨斗[のし]の後幕[うしろまく]贈って、真打披露寄席、大宴会。)までが、勘朝の仕事。私以外の誰にも出来ない。
そもそも勘朝が、自分以外の人のために何かを興そうとすることが稀有。
『柳家おじさん』のためには、ありとあらゆる手段を駆使して、お客様に集まって頂く。そのためにもっと落語の面白さに気付いてもらう。
ということは、内浜落語会の会長はあと10数年勘朝以外ない。
会員の嘆息が聞こえる。内浜落語会の民主化のためにも、『柳家おじさん』の真打昇進は早い方がいい。