私は残念ながら、危機管理能力が低い。
ウチナンチューの「なんくるないさー」精神で生き抜いてきた。落語は、あまり危機管理を求められてないから、何とか乗り切ってきた。
今回、東電の危機管理は、あまりにお粗末。(私並み、といっても東電は怒れない。)
マニュアルはあったのだろうが、結果として全国民の財産を脅かしているのだから、お粗末としか言えない。
行政と癒着している会社の『親方日の丸』精神が浸みこんでいる。
「何かあっても、国が何とかしてくれる。 = 何があっても、国が何とかする。」
誰も言わないし、書かないが、今回とても評価されていいことがある。
JR東日本の危機管理。
新幹線、お見事!
これが当たり前なんだろうけど、東電のお粗末さと比べると、どうしてもお見事と言いたくなる。
あの瞬間、何台新幹線車両が走っていたか知らないが、よくぞ、一人の犠牲者もなく止まったものだ。時速250キロ以上でぶっ飛ばしていたはず。その運動エネルギー(質量×速度)はいかばかりか、それをものの見事に停止させたJR。称賛されていい。
落ち着いたら、海外にPRすればいい。
『新幹線はM9.0でも一人も事故死させてません。』 (下手なコピーだね。)
これから、東電は、全国民財産の補償という大難題を抱え込む。国が補助するのだろうか。電力6社が助けるのだろうか。
国が保証するということは私が払った税金がつぎ込まれるということ。
危機管理が機能しなかった会社のために税金を払いたくない。
必ず、またタバコが値上がりする。あそこが一番取りやすい。愛煙家もそろそろ賢くならなければ。愛煙家の危機管理も大したことはない。