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興業として、どうなのか。

 『シャガール:ロシア・アバンギャルドとの出会い』に行った。
 絵画と音楽については全く語れないので、意見は控えるが、興業師として意見は言える。

 『桂米朝独演会』と銘打って『米朝』が1席であと、米〇、〇朝が1席ずつ演るようなもの。

 シャガールの絵が少なすぎる。展覧会ってこんなもの?
 そういえば『シャガール展』って標榜してはいない。

 イヤホンガイドが2種類あって、1つは専門家ガイド。
 もう1つは『DAIGO』とかいうタレントのガイド。聴くかこれを!これを聴く美大生は100%いない(はず)。

 とどめで、出口に『DAIGO』の絵が2枚あった。
 シャガールが存命なら裁判沙汰になってもおかしくない。

 だから、福岡九州は見下されている。

 興業として成功しているとは思えない。どかーんと目玉になる作品が見当たらない。サーカスの絵もない。鳩と花嫁は出てくるが。

 観終わった客の顔が、ハレていない。展覧会ってあんなもんか?

 美術館と言えば『大英博物館展』。あの時の客は全員興奮していた。リピーターもガンガンいた。私もリピーターになった。
 この展覧会にリピーターはいない(と思う、いたらゴメン)。

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2011年01月07日 20:06に投稿されたエントリーのページです。

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