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『昼下がりの情事』

 O.ヘップバーン、G.ペック。
 題名がちょっと刺激的な割には、そうでもない恋愛映画。
 題名が有名すぎる割には、多くの人が知らない(かもしれない)映画。

 日曜洋画劇場で淀長さんが絶賛していたが、俳優と監督だけで持っている映画。

 ヘップバーンに関しては数年前に書いたので重複は避ける。確かにキュートで上手い。が、大騒ぎする女優ではない(と思う)。

 『昼下がりの情事』は恋愛を完全にゲームとしてとらえているところが凄い。当時の日本人にはなかった観点だったはず。
 ゲームが人生に昇華ところでビリーワイルダーは映画を終りにしている。

 また、最後のセリフが決まっている。

 今回は意地悪しない(笑)。
「二人(ヘップバーンとGペック)は判決が下りて、今ニューヨークで『結婚』という名の終身刑に服している。」

 中学生の頃『日曜洋画劇場』で観た時はこの台詞を全く理解できなかった。覚えてもいない。50過ぎると嫌というほど理解できる。長生きはしてみるものだ。

 この台詞を言わせたいがために130分延々とひっぱる。ビリーワイルダーという監督はそういう監督。

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2010年10月28日 21:37に投稿されたエントリーのページです。

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