午前中1本観て、夜もう一本。何しろ映画の日、1000円で見られる。
『告白』。まったく観る予定ではなかったが、映画観賞用メガネを忘れたので洋画はパス(字幕が見えない)。
また、時間の都合が合うのが、これしかなかったので観たが。当たり。
役者も、監督も、スタッフも、イキがぴたりと合っていて。一遍見たくらいではアナが見当たらない。
教室での撮影があるが、大人数の撮影では、大概下手が一人二人いて、全体を台無しにするものだ。
今回クラス全員が、それぞれの役回りで丁寧に演技していた。若い俳優が育ってきているのがよくわかる。
邦画も捨てたもんじゃない。
幸四郎の娘がスケールの大きな女優になっている。
一つケチをつけるなら、ラストのひとことがバレていた。客に読まれてるようじゃ、いかん。
「おおぉ。」っと、驚くようなラストワンフレーズが欲しかった。
でも『SOLT』より収穫だった。
エンドロールで誰一人客が席を立たない。こういう客でありたい。