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お笑い まんぷく亭

 大阪から『まんぷく一座』がやってきた。
 入りは普段の商店街寄席の入り。大阪で、400名を越える集客を可能にしている『一座』の皆様からすると、ご不満も残るかもしれない。残念。

 今回、前から2列目という特等席で2時間20分たっぷり堪能させてもらった。
 これだけじっくり聴いたのは、『志ん朝師匠』『ブラック師匠』以来。
 落語を聞き倒している者を、十分満足させられる実力を持っている『一座』に感服した。

 落語、漫才そして二人羽織もお客様を飽きさせないテクニックを存分に持っている『一座』ポテンシャルに驚く。内浜落語会30名をもってしてもかなわない。(あっさり認めるところが潔い(笑)。)

 とにかく、4人の語りによどみがない。かまない、『えー』だとか『あのー』だとか、『ーね。』だとか、無駄な『言葉のクラスタ』が全くない。全く。
これがいかに至難の業か、演ったこのとあるものはよくわかる。

 普段の稽古だけでよくこのレベルに到達出来るものだと感心した。
会を率いる責任者として考えさせられた。

 ウチは寄席のやりすぎなんだろうか。未熟な芸で出しすぎているのだろうか。ライブで腕を上げるのも大切だが、考えさせられる。


 と、まぁ固い話はこれまで。その打ち上げの陽気なこと。
3時間、芸談あり来年の『にちょう会』の話題あり、懲りない勘朝の〇〇話あり、楽狐復活話題ありで大盛り上がり。5年ぶりに2次会になだれ込む。さすがに3次会は無理。
 こんな日に『結〇式』や『〇生会』を入れてる愚か者もいた。


 お客様は、立て続けに繰り出される寄席に疲れているかもしれない。普段お越しにならないお客様が多かった。

 最前列でいつも寝ているOさんが、ずっと起きていた。席亭として考えさせられる。
 上方言語が母語のYさんがお越しになって、上方言語をたっぷり堪能されていた。ネイティブ上方言語のヒーコも久しぶりの上方坩堝(るつぼ)に感激していた。

 『ふるさとの なまり懐かし 甘棠館 人ごみの中に そを聞きに行く』(きつつき)

 さてと、5日後は『鯉昇・平治二人会』
 休む暇なし。

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2010年07月04日 16:06に投稿されたエントリーのページです。

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