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『第9地区』

 ☆☆☆1/2映画。ヒット!かなりいい線いっている。SFファンははずせない。

 エイリアンの人権問題という、荒唐無稽な視点が興味深い。南アフリカ、ヨハネスバーグにエイリアンの居住区がある。アパルトヘイトに見事にひっかけている。
 エイリアンの生活が、そのままアパルトヘイト時代のアフリカーナに重ねて描いてある。

 スタートはドキュメンタリーで始まる。ハンドカメラが回る。
「この前の『ハートロッカー』の二の舞かぁ。」と心配したが、すんなりネタに入る。 いろんな要素がちりばめてある。コメディもちりばめてある。
 気付かない人のために。『独裁者』で通訳が何人も並んでようやく会話する場面がある。きっちり取りこんである。あそこは笑う場面。
 最後はアクション。スーパーアビリティ対一個師団。

 エイリアンといえば『パワーローダー』。出てくる。嬉しくなる。
 そういえば、『アバター』からエイリアンの人権やパワーローダーは影響受けているのかもしれない。

 エイリアン映画でいえば、『エイリアン2』の下で、『エイリアン3』『プレデター』より上。観たばっかりだから評価しすぎかもしれない。でも、もう一度きちんと見直したい映画。
 監督も俳優も知らない人ばっかり。人件費がかかってない。興業収益はかなり上がっただろう。

 
 ※『エイリアンの人権』はおかしい。でも、『エイ権』だったら『2級』だし。

 ※昔、勘々から勧められた『エビボクサー』という、どうしようもない映画を思い出した。
 『どうしようもない映画ランク』ってのがあったら、必ずBEST3にはいる。
 あんまり勘々が真剣に勧めるので、観たが…どうしようもない映画としかいいようがない。でもどこか気になる。それが今回浮かび上がってきて困った。もう一度観たくなった『エビボクサー』。きっとレンタル屋には、あまりにばかばかしくて置いてない。

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2010年04月25日 19:55に投稿されたエントリーのページです。

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