甘棠館笑劇場にようやく復帰できた。第153回商店街寄席。
前回出たのが2008年2月23日の135回だから、18回ぶり、1年7ヶ月留守にしていたことになる。
長かったのか短かったのか、よくわからん。とにかく久しぶりだった。
高座は先日の人権講演会で上がっていたが、甘棠館笑劇場は特別だ。自分が建設に携わった小屋でもあるし。内浜落語会の原点でもある。
小絹社中の老松が流れる。どんぴしゃ上がれた。
高座から客席をながめると1年7ヶ月前と同じ風景が広がった。感動で胸を熱くする暇なんてない。
お馴染みさんの顔(Tさん、ひかりんごさん、K一佐、Oさん【やっぱり最前席で眠ってる(笑)】)があちこちに見える。
初めてのお客様もいる。そういえばお客様の数が、以前より随分増えている。
久しぶりの『大工調べ』は、満足のいく出来ではなかった。力が入りすぎていたか、途中で声量がなくなって往生した。期待してきて下さったお客様方に申し訳なかった。高座勘がまだ鈍っている。
発病して2年近く周りの会員がよく持ちこたえてくれた。プロデュースは直角、勘々が、OBディレクターが、寄席全体を仕切ってくれている。新規のお客様が増えている。ありがたいことだ。
お馴染みのK先生の顔が見えなかった。ちょっと残念だったが、なんと夜の『どんどん亭ライブ』にお越し頂いていた。ありがたいお客様だ。
『どん』も54回を迎えていた。
近いうち『馳走屋いしまつ』もある。新規のお店も出来そうな雰囲気。ゆっくり元に戻りつつある。
「帰ってきた。」ひとりごちた。