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TV局の未来

 TVがジャーナリズム精神を捨てた頃から、番組の表現内容の自主規制が始まった。TV局自らが表現の自由を捨てた。誰からも何も言われもしてないのに。おかしな業界だよまったく。

 自主規制でもう二度と放送電波に乗らない番組が山ほどある。
 先日書いたO.ヘップバーンの『許されざる者』もそう。
 OBは知ってるかな?『ジャングル・クロベー』「ウラウラ、ベッカンコー」というギャグが流行った。マイナーだけど。完全にTVから抹殺されている。
 『オバケのQ太郎』も二度と放送されない。『妖怪人間ベム』もブー。有名な話だが『ウルトラセブン 第12話』『怪奇大作戦 第24話』。『ブラック・ジャック』も俎上(そじょう)に上っている。その他ネットで話題になっているものは山ほどある。

 TVの事なかれ主義が名作を次々と闇に葬っている。ダメだろうこれは。
 TV局がビビリまくっている時代は、部落解放同盟の糾弾闘争があってた時期と重なっている。でもTV局はその関係を否定している。いくら否定したって事実は明か。TV局の弱腰が丸見え。
 「差別を正当化せよ。」と言っているのではない。ちゃんと意見を述べながら放送すればいい。

 TV局は最初から意見交換のテーブルにさえつかない。糾弾を恐がって放送禁止用語集まである。ただしこれは門外不出。なにしろ差別用語辞典の様をなしている。恐ろしい冊子には違いない。とあるTV局勤めの人物から見せてもらったことがある。
 もちろん視覚障害者を“めくら”と表現するのはかなり問題がある。だがしかし、『めがくらむ・めくらまし』がイエローカードか?『大工・八百屋』を『建設業・青果業』に変換する必要があるのか。大いに疑問を感じる。
 TVでは『大工調べ』とは表現できないのだろうか。『建設業調べ』…話にならない。作品名は可だとは聞いたことがある。

 話がずれてきた。放送されなくなった作品はそんなにひどい表現なのか。

 TVはジャーナリズム精神を捨てた。だから、TVは見ない。TVの未来は暗い。インターネットに良質な情報発信の座を奪われる。
 そんなTV局に集る人材は目立ちたがり屋で、スポーツ選手と結婚したい愚かな娘達ばっかり。
 優秀な人材(この表現も問題があるなぁ…)はこれからどこへ行くのだろう?間違いなく、海外流出。こえびのようなコスモポリタンか。
 話がどうもまとまらない…。

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2009年10月16日 23:17に投稿されたエントリーのページです。

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