7月16日の『勘朝山笠論』で私が山笠を受け入れられない理由を書いた。
その際『不浄のもの(女)入るべからず』という看板に少々触れた。
「今はさすがにそんな看板を上げてる流れはない。」とも書いた。
今は『関係者以外のものは入るべからず』と書いてある。どこでも見ることが出来る。そう変わったのは、自分たちから襟を正して、変革していこうとする意識かと思っていた。
ところが違っていた。背景を聴いて驚いた。
よ~く考えれば山笠のステレオタイプ男衆に自浄作用があるわけ無いもんね(笑)。
教えてくれたのは福岡市部落解放同盟福岡市協議会の講師Mさん。実名出してもいいのだろうけど本人の了解を得てないのでイニシャルで勘弁して貰いたい。講演会の主催は福岡市教育委員会。
先日の市人研の講師選択よりずっといい。最近は市人研の方が右傾化している。困ったもんだ。
(閑話休題。市人研に質問状出しても返事さえ来ない。メールも出しているのに全く無視されている。ルーマニアやソビエトの労働貴族のようになっているのかもしれない。困ったことに…。)そろそろ脱会かな。
で、話は元に戻るが、『不浄の者(女)入るべからず』が無くなったのは、2000年の蔵相サミットが福岡であったときだそうだ。
外国の要人がやって来て、山笠の詰所を見学に行ったときに、看板の訳を尋ねられて訳しようがなかったからだと!
バカ丸出し。恥ずかしくて物が言えない。看板は変わっても中味は何にも変わっていない。これでも山笠を見に行くか!
経済効果が高くても差別の祭りに変わりはない。
Mさんが講演の最後に言った言葉がよかった。
「『昔から続いているもの』にろくなものはない!」
カッコイイー!私が女ならこういう男性に惚れる。山笠を勇壮でカッコイイと思っている読者はまだ男を見る目がない。
大勢を前にしてこれだけハッキリ物が言える男こそがカッコイイ。勘朝が人権落語に復活したらMさんを真似しよう(笑)。許してもらえるかなぁ。G公民館で袋だたきにあってもいい(笑)。鬱病上がりに恐いものはない。
ここまで読んでまだ来年山笠を見に行く?外国に恥ずかしくて訳すことが出来ずに看板だけ変えた差別的な祭りだとわかっても行く?子ども達に空気を吸うがごとく差別意識を残していってはいけない。
内浜関係者は行かない。どんたくでエネルギーを使い尽くして、放生会までぐったりしてよう。どんたくを多いに満喫しよう。