約60年も昔、『ゴジラ』の大ヒットに続き東宝の怪獣映画第二作
『ラドン』
何といっても九州が舞台なのが嬉しい。
阿蘇で産まれて、阿蘇で死んでいく。
クライマックスは天神のぶち壊しシーン。
新天町、岩田屋、スポーツセンター、西鉄天神駅を破壊しまくる。
当時の天神が正確に作られている。
天神関係者から聞いた話。
「ラドンに壊してもらうために資金提供した」という。
東宝怪獣に壊してもらうのは大都市としての条件。
白河関より北の都市は壊してもらってない。福岡の名誉。
西海橋が壊されるシーンも見事。
ラストは溶鉱炉を運び込んで撮っている。
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実はラドンは最初、ゴジラより大きかった。
ラドン82メートル、ゴジラ50メートル。
その後ゴジラはどんどん大きくなって、最新作は120メートルを超えている。
大きけりゃいいってもんでもないが、迫力はある。