気づいた時には、202号線の道路にたたきつけられていた。
土曜の朝。団地の駐輪場の狭い通路を、
ご自慢のHONDA FTR223をだして、心地よくイグニッションを掛けたK氏。
約5分後に悲惨な目にあおうとは、どこまでも呑気なK氏だった。
軽快に団地エリアからバイクをけって、R202へ。
小田部交差点を直進。
3分後そのアクシデントは起こった。
左車線を走っていたK氏。
左側に九電の分電ボックスが目に入らなかった。
直方体のそれにバイクの左側ステップが捕まった。
モンドリ打って倒れこむバイク。
左クラッチは折れ、チョークレバーは折れ、左ウィンカーは破損した。
それだけでなく、K氏の左半身は無残に擦過傷だらけ。
何故か右足首にも痛々しい火傷の跡。水泡が出来ているということは2度の火傷。
通りかかった親切なライダーに起こしてもらった。
O師匠の待つ、ショッピングモールには10分遅刻。
O師匠のやさしさに甘えて、遅刻を帳消しにしてもらう。
男二人で朝食用野菜ジュースのネタを買い込み、
ドーナツ屋でロイヤルミルクティーを飲む。
O師匠の先導で馴染みの🏍屋へ。
全治1週間。治療費約1万。
これに病院代を入れれば軽く、2万の出費。年金生活者には手痛い出費。
よかったのは自損事故で済んだこと。
他の車両や人を巻き込んでいたらこの程度では済んでない。
いい方に考えないと、先へ進まない。
次の転倒はいつどこで起きるのだろう。
そんなことを考えるゆとりはK氏には備わってない。
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後日談
名医くわの整形外科で、レントゲン。打撲で済んだ。
治療費は3千円台。修理費は6千円台。
安い出費に気をよくしているK氏。
これに懲りるだろうか、K氏。はなはだ、おぼつか無い。