冷蔵庫がなくなって、3日が過ぎた。不自由は否定できない。
夜中目が覚めて、冷えたビールが飲めない。冷水も飲めない。
だが、我慢できないほどでもない。
何より、やせ我慢ではないが、夜涼しい。
冷蔵庫がどれだけ熱気をばらまいていたのか気付く。TVも観ないから熱も発散しない。
ココ数日夜のエアコンが要らない。
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食事は覚悟していたから、無難にこなしている。
冷えたビールと食材を買ってくれば何とかなる。
調理もいとわない。一人分だから簡単なもの。
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「先々の 時計になりや 小商人(こあきんど)」三代目金馬師匠の『孝行糖』のまくらにある。
たぶん、江戸時代は買い物さえいってなかったのだろう。向こうから来る。
町内をぼてい振りの行商人が練り歩いて、
それで夕餉の支度をしたのだろう。新鮮な魚介類も買える。
冷蔵庫なんてない。
100万人を越していた町が実に合理的に組織されていた。
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たった、冷蔵庫一台が無くなっただけで、そういう江戸時代町人衆の知恵が見えてくる。
我々は冷蔵庫に支配されてはいないだろうか?少なくとも餓死はせずにすんでいる(笑)。
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明日はシネラであっている、『アジアシネマパラダイス』のココロだー!