人の不幸は鴨の味。人の常。
私の不幸話を笑ってもらいたい。
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『 躁 鬱 物 語 』
作:粗忽家勘朝
プロローグ
『007シリーズ』は粗忽家勘朝が大好きな作品群。
それが、悲惨な状況を引き起こすとは、能天気な彼は気付かなかった。
第1章 『慰めの報酬』
だったかな?3年ほど前の作品
ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドのカッコイイ事。
すっかり彼に魅せられた、勘朝氏。
とくにボンドグッズを毎回欲しくなる。
一番欲しかったのは、アストン・マーチン。
さっそく、ネットで調べると、3千万!
退職金つぎ込んでも買えない。
次に欲しくなったのが、時計。オメガ社のシーマスター。
新聞にも一面でダニエル・クレイグ装着で掲載されていた。
早速次の日大丸へ。特設会場に買いに行った。
そのとき彼は、自分が躁病に犯されていたことにまったく気づく由もなかった。
(つづく)
だいたいオチが解りそうだけど、キーパーソンがもう一人登場する。