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口角泡を飛ばす

 論戦が好き。
 昔は職員会議で、「君が代・日の丸」論争をよくやった。

 今はそういった論争が、学校で全くなくなった。

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 先日も二人会の打ち上げで、両師匠が湯布院へたたれた後、かなり激しい論争があった。

 芸談論争。
 方や三代目。こなた若手論客。

 三代目は年を取って落語を始めたので、スタートが遅すぎる。
 だが、読書量で遅れた分を取り戻しつつある。

 「落語の世界」先代柳家つばめ。 「現代落語論」故立川談志は当然として、
 「笑い」ベルグソン 「ホモルーデンス」ヨハンホイジンガーまで読破している。
 最近では民俗学にまで広げている。

 若手論客は三歳から芸事を始めている。「風姿花伝」世阿弥まで奥義を極めている。
 どちらも論破されない。素人には理解出来ない芸談論争。

 どちらの論もまっとうな意見。

 仲裁に入りながら、もっと聴いていたかった。

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2018年06月25日 10:53に投稿されたエントリーのページです。

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