キャバクラに行ったことが無い。
キャバレーはある。絢爛豪華な大人の社交場。まだバブル真っ最中。
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某レスリングの監督か、コーチがキャバクラに行ったということでたたかれている。
話の筋からすると、どうも不謹慎な行動だとか。
キャバクラという場所が不謹慎らしい。
バカバカしい。
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笑い事では済まされないので、少々解説。
キャバクラが不謹慎と言う論が正鵠を得ているとするならば、
そこで働いている労働者、も不謹慎と言うこと。
労働者を完全に見下している。
全日本キャバクラ組合がマスコミに抗議文を出せばいい。
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キャバクラとはどうも風俗店の一種らしい。
私は風俗店に対してそう詳しい方ではないが、行って元気にしてもらったことはある。
売買春は法律で禁止されているから、上段に構えるつもりはない、ただ、私個人ではOK牧場。
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人身売買は論外だが、春を鬻(ひさ)ぐ行為をそう悪いとは思わない。
売春に女衒(ぜげん)が絡むからおかしくなる。
江戸時代の花魁(おいらん)は相当高い格式があった。
自ら花魁に身を投じた方々も少なくはなかった。
遊女・遊び女(め)は立派な職業。買う客も売る遊女も、ウィンウィンの関係。
私が言うから誰も信用しない。
谷川健一・大和岩男という民俗学者の「民衆史の遺産」(大和書房)を読めば理解できる。
遊女・遊び女のルーツが巫女にあることを丁寧に教えてくれる。
巫女は良くてキャバクラが不謹慎というのが、どれだけ暴論と言うことに納得させられる。