ちょっと長いタイトル冠、映画祭。
何度も観た作品ばかり
映画評論はあまたあるので、略。
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パラ評論。
『東京物語』は原節子もいいけど、香川京子がイイ。
『晩春』監督 : 監督 小津安二郎
『お嬢さん乾杯』: 監督 :木下恵介
『青い山脈』 : 監督 今井正
三人の監督を観比べるとわかるが、
小津監督は、定点カメラで、追う。廊下や、茶の間の端にカメラを置いて、役者に演技させる。
木下監督は、カメラワークで。美しさを捉えている。カメラレンズも変えている。
今井監督は、役者次第。役者の動きを外さない。
原節子の凄いところはそれぞれの監督に応じた演技をしている。おそらく、天性。
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原節子の美しさ!
当時の日本人にいかに美人が少なかったか。
この映画祭が教えてくれる。
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天神歩いていたら、原節子クラスの美形がぞろぞろ歩いている。
スポーツ界を観ててもハッキリわかる。
東洋の魔女といわれた、彼女たちと、木村沙織を筆頭としたアスリートたち。
日本人はいつからこんなに美しくなったのだろう。
ハイブリッドのおかげ。
原節子を観ているとつくづくそう思う。
彼女の美しさを撮るのに小細工は要らない。
小津監督が一番うまいのかな。
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ただ、世界の小津は認めざるを得ないが、疲れる。
小三治の落語ライブを聴いた後の疲労感と同じ疲労感が残る。