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原節子追悼一周年追悼映画祭

 ちょっと長いタイトル冠、映画祭。

 何度も観た作品ばかり
 映画評論はあまたあるので、略。

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 パラ評論。
 『東京物語』は原節子もいいけど、香川京子がイイ。
 『晩春』監督 : 監督 小津安二郎
 『お嬢さん乾杯』: 監督 :木下恵介
 『青い山脈』 : 監督 今井正

 三人の監督を観比べるとわかるが、
  小津監督は、定点カメラで、追う。廊下や、茶の間の端にカメラを置いて、役者に演技させる。
  木下監督は、カメラワークで。美しさを捉えている。カメラレンズも変えている。
  今井監督は、役者次第。役者の動きを外さない。

 原節子の凄いところはそれぞれの監督に応じた演技をしている。おそらく、天性。

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 原節子の美しさ!
 当時の日本人にいかに美人が少なかったか。
 この映画祭が教えてくれる。

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 天神歩いていたら、原節子クラスの美形がぞろぞろ歩いている。

 スポーツ界を観ててもハッキリわかる。
 東洋の魔女といわれた、彼女たちと、木村沙織を筆頭としたアスリートたち。

 日本人はいつからこんなに美しくなったのだろう。
 ハイブリッドのおかげ。
 原節子を観ているとつくづくそう思う。

 彼女の美しさを撮るのに小細工は要らない。
 小津監督が一番うまいのかな。

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 ただ、世界の小津は認めざるを得ないが、疲れる。
 小三治の落語ライブを聴いた後の疲労感と同じ疲労感が残る。

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2016年11月20日 17:10に投稿されたエントリーのページです。

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