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【宮部みゆき】 『ソロモンの偽証』

 わざわざ映画のタイトルに【宮部みゆき】と入ってるのがよくわかる。

 出来上がりはまずまずだけど、中学生演劇部レベル。
 クラス全体を実際の14歳で創り上げている。・・・というコンセプト。
 これがセールスならば、これがリスクでもある。
 出演者の親戚縁者関係が観に来てくれて、エンドロールに遠縁の子息が出てると自慢すればいい。

 私もテントさんがエンドロールに出ていた時、鑑賞者全体に自慢したくなった。
 これこそがアマチュアの視点。
 たまにはそれもいい。

 だが、これこそがまさに【ピアノ発表会】。
 チケット配って、帰りに夕食ご馳走して発表会。
 中学生役がNHK中学生日記レベル。
 あれはあれでよかったけど。

 ロードショーレベルではない。

 主演の少女を売り出したいのだろうけど、表情が一つじゃ売れるわけない。

 ダコダ・ファニングと妹。
 ジョディフォスター。
 テイタムオニール。クロエ グレースモリッツ。
 レヴェルには程遠い。あまりに遠いレベル。
 全員ヘタ。酷評だけど事実だから仕方ない。 

 彼女に次はあっても三作目は、おそらくない。

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 『ソロモンの偽証』はその程度の作品。
 ただ、そこに【宮部みゆき】というブランドが介在する。
 
 バレエの発表会にチャイコフスキーが冠されるのと同じ。

 脚本として次を観たくなる。

 おそらく騙され覚悟で逝くんだろうネ(苦笑)。
 4月12から20日当たりの日記に不評を書いて、留飲下げてる。
 悔しいけど、観に行くんだろうなぁ。

 レンタルで十分。
 1年後の地上波でも問題ない。

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2015年03月13日 19:08に投稿されたエントリーのページです。

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