可憐なタイトルの割に、激しいレジスタンスがテーマ。
『カサブランカ』をウラから撮ったような作品。
普通この程度の作品なら、映画史に残るようなモノではなかった。
ただ、脇役女優にとんでもないキャスティングがあった。
------
監督も制作会社も主演男女優ともB級なのに、助演に映画史を揺さぶる女優が出ていた。
O.ヘップバーン。
20代い前後の彼女。
バレエを舞う。
美しい。バレエを知らないが、美しさは伝わる。
ライブ・本舞台なら福岡ドームでなきゃ治まらない。
--------
鑑賞後、彼女の存在だけしか記憶にない。
脚本も、主演も、監督も、すべて眼下に置く。
全部持っていってる。
主演女優がなんどんもアップになるが、哀れ。
監督が誰かは知らないが、誰が観ても作品としての映画が壊れてる。
---------
こういう女優・俳優を使いこなすには監督としての器もいる。