手先の延長ツールを使うようになって、昭和の小粋な工具に熱くなってきた。最近用語で【萌える】と表現するらしい。【燃える】とは違う。【燃える】になると、アントニオ猪木・西条秀樹『ヤングマン』になる。
工具店やファミリーセンターに行って、金尺、スコヤ、ポンチ、畳針、ノギス、六角レンチまで購入した。もともと、バイクの解体組立てでレンチ類はズラリ揃っているが、さながら、工務店状態。
職務質問かけられたら、間違いなく事務所破りの冤罪をかぶせられる。
金庫破りならいいけど、やすっぽい事務所破りの汚名は蒙りたくない。
------------
昭和の計測機器でどうしても欲しいものがある。
【計算尺】これは素晴らしい!
数ケタ掛け算割り算、もろもろの関数、指数、対数、三角関数まで計算できる。
大学の時滅茶苦茶鍛えられた。
おかげで単位落として、毎年【理科数学】という授業を受けた。
計算機が10万円を越す頃。計算尺で計算するしかなかった。
計算機が100均で売ってる時代を誰が想像できただろう。1000分の1になるなんて。
------------
【計算尺】そろばんと違って広汎性はなかったから、義務教育では教えなかった。
この計測器を越える機器を知らない。
しかも、電源なんていらない。
今、買おうと思っても何処にも売ってない。
世界に誇る計算機器。日本人の最高の発明。