尾籠(びろう)な話が続いたので。
高尚な話もできるということを。
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サッチャーが現役の頃、私はバリバリの「労働者」だった。
今でも労働者だけど、いわゆる「労働者」。
当然ながら、サッチャー・レーガン・中曽根路線には大反対していた。
映画も反対路線がガンガン上映されていた。
『ブラス』だったかな?首を斬られた労働者が「サッチャーのせいで俺達はこうなった!」と真正面から批判していた。
自由主義圏はこうやって堂々と批判できるからいい。
これが中国だったら、即上映禁止。
『幸せの黄色いハンカチ』も、そっとここを付いている。気がつかなくても別に作品は楽しめる。
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民間にどんどん委譲して、自由競争にさらされて、格差が広がった。
で、今。
どう評価していいか。
国鉄がつぶれて、JRになって、
①労働者が首を切られた。家族は困った。
②赤字路線が廃止になった。
③田舎から鉄道がなくなって、不便になった。
④サービスが格段によくなった。
⑤価格競争が起こって、安くなった。
以上、客観的事実。
とてつもない格差が広がった。
これから、どうなるのか。
政治の主役が若者達に移っていく。
その若者達に危機感を感じない。
羊の群れに見える。草食系だからだろうか。
政治は肉食系が勝ち残る。弱肉強食で成り立ってる。
50代以上はとりあえず、年金をどう取り返すかに血道を上げる。
若者達は老人に年金を取られないように、関心持たなきゃ搾取されまくる。
老人達は歳は取ってても、肉食系に違いない。歯は抜けてるけど。食欲はある。