何時ころから、ジオパークという言葉が使われ始めたかよく知らない。ここ5年くらいか。
地学的な自然環境を活かした公園・テーマパークといったところ。
ジオパークと言う言葉がなかったころから、地学的・地質学的に興味をそそられる場所はあったのだけど、こうやって改めて名前を付けると人は喜ぶ。そして足を運ぶ。
今回のツーリングで期せずして、ジオパークツーリングにもなった。
日本は激しい地殻変動が起こっている地域で、今現在でも沖積世リアルタイムの真っ最中。
ジオパークの中で生活している。
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動き回れば必ず、顕著な場所に出くわす。
今回も、
四国大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)、
北海道洞爺湖有珠山山系、
十勝平野川筋、
青森恐山、
親不知、
糸魚川静岡ライン(フォッサマグナ)、
東尋坊(玄武岩柱状節理)、
とズラリと巡った。
駆れば必ずそこを通る。
恐山と言うのは硫化硫黄噴出口で動植物が育たないため、人々が恐れて立ち入らなかっただけ。こんなにバッサリ判断すると、祟(たた)られそうだが、唯物論者にはそうしか映らない。
恐山の湖は酸性度が高すぎて生物が生活できない。で、恐ろしく透明度が高い。
昔の人は、これも不思議で恐れた。そこを宗教家が利用した。
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絶えず地殻変動している列島。
そこに核を丸裸同然でセッティングする恐ろしさ。
恐山脈と表現したらいい。
後世、世界愚か遺産 恐山脈ジオパークとして注目されててもおかしくない。
後世でなく、もうされてるだろうけど。