少年マガジンを卒業するティーンエイジャーの頃から、「ビッグ・コミック」が好きだった。「ガロ」は文芸臭さに付いていけなかった。
『ゴルゴ13』にハマった。
現在まで続くとは思わなかったが、『G13』からは色んな事を学んだ。
で、『三丁目の夕日』も捨てがたい風情があった。
で、本日言いたいのはこれから。
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『オールウェイズ 三丁目の夕日 64』を観た。
時間的にちょうど良かったから観ただけだったが。
よく出来た作品だった。泣いた。
難を言えば、登場人物が全ていい人。鑑賞後すがすがしさだけが残る。
映画どくとくの鬱屈感・やるせなさ・寂寞感がない。
『太陽がいっぱい』のあとの虚脱感。
ドヌーヴ、C.C.の美しさに苛(さいな)まれ続ける日々。ミューズは1000万人に一人しかいない。現実の厳しさ。孤独感。
これが映画の魅惑。
『寅さん』映画は、寂寥感で客を帰していた。
『三丁目の夕日』がシリーズものとして続くためには、ラストの工夫が必要。
☆☆1/2というのは、褒めすぎか。