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『三丁目の夕日』

 少年マガジンを卒業するティーンエイジャーの頃から、「ビッグ・コミック」が好きだった。「ガロ」は文芸臭さに付いていけなかった。

 『ゴルゴ13』にハマった。
 現在まで続くとは思わなかったが、『G13』からは色んな事を学んだ。
 で、『三丁目の夕日』も捨てがたい風情があった。

 で、本日言いたいのはこれから。

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 『オールウェイズ 三丁目の夕日 64』を観た。
 時間的にちょうど良かったから観ただけだったが。
 よく出来た作品だった。泣いた。

 難を言えば、登場人物が全ていい人。鑑賞後すがすがしさだけが残る。
 映画どくとくの鬱屈感・やるせなさ・寂寞感がない。


 『太陽がいっぱい』のあとの虚脱感。
 ドヌーヴ、C.C.の美しさに苛(さいな)まれ続ける日々。ミューズは1000万人に一人しかいない。現実の厳しさ。孤独感。
 これが映画の魅惑。

 『寅さん』映画は、寂寥感で客を帰していた。
 『三丁目の夕日』がシリーズものとして続くためには、ラストの工夫が必要。
 ☆☆1/2というのは、褒めすぎか。 

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2012年03月30日 06:16に投稿されたエントリーのページです。

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