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『幕末太陽傳』

 出ました!デジタル修復版。

 出来てるらしいという噂は聞いてた。

 昔、修復前観た時、あまりに荒れたフィルムだった。でも良かった。

 おそらく、邦画ベスト20には必ず入る。
 私家版邦画ベスト10にはすでに入れてる。

 日活100周年記念で、ようやく公開された。

 日本映画界が栄華を誇っていたころの作品。夭折した天才監督が当時のトップスターを集めて取った作品。出来が悪いはずがない。

 制作:山本武
 監督:川島雄三
 助監督:(なんと)今村昌平。
 主演:フランキー堺。
 助演:(なんと)石原裕次郎。
 その他大勢:(なんと)小林旭。
 これだけでもぶっ飛ぶ。

 安鶴が絡んで、沢村門之助が所作を指導。
 今時こんな映画は不可能。

 脚本は総て落語がモチーフ。
 出てくる落語は
 『居残り佐平治』
 『品川心中』
 『三枚起請』
 『文七元結』
 『お見立て』
 『付き馬』
 『お初徳兵衛』
 『坊主の遊び』
 『五人回し』
 もっとあるかもしれない。いやきっと深いところで仕込んである。残念ながら気が付いたのはこれだけ。
 ディープな情報は記名で送って下さい。感謝の上。了解を得ればご報告いたします。

 内浜落語関係者・落語を志す者は必ず観ておくこと。知らないなんて恥ずかしい。
 遊郭の習わし・作り等々、今では、体験することも・観ることも出来ない事柄が、完璧な時代考証の下復元されてる。

 観なかったら生涯後悔する。

 あと、1週間で終わる。小屋と時刻は自分で探す。
 福岡に住んでて良かったと思う。九州では確か福岡でしか公開されてない。

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2011年12月26日 19:03に投稿されたエントリーのページです。

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