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神田 紅独演会

 落語は自分の眼を信じてるから,本当に聞きたい人は自分で呼ぶ。志ん朝師匠亡き後特にそうしている。

 他の語り芸はたまに聴きに行く。
 浪曲は、国本武春。昨年聴いた。

 今回は講談。神田紅先生。講談界では師匠ではなく先生という。塾生は「師匠」と呼んでらっしゃるようだ。
 ちなみに紅先生。その昔『粗忽家勘朝ラジオ番組』でナレーターを務めていただいた。

 紅先生。福岡ご出身ということもあり、福岡で【紅塾】を開いて、大勢の塾生さん方がいる。
 今回その塾生さん方が前座を務められた。
 なんだか、どこかの落語会と似た様相。

 『高場乱(おさむ)』 塾生リレー講談
 これは勘弁してほしかった。総勢20名弱の塾生が出てくる。声・語りは出来ているが、それでいいってものでもない。【ピアノ発表会】の様相。チケット販売のことを考えると売りやすいだろう。

 ここではたと、気付いた。ウチだって同じことやってる。十分稽古はさせてるつもりだが、お客さまにとって「勘弁してほしい」と思わせている、かもしれない。・・・うーん。
≪人のライブ見て、我がライブ直せ≫

 『伊達の鬼夫婦』神田紅。
 さすが紅先生。十分語りこまれており、講談特有の刻みこむ立て台詞は聴きごたえ十分。
 先代神田山陽仕込みの語りをたっぷり楽しんだ。
 

 2席目の新作『親鸞』はネタ本の素読みも入り、これから練りこむのだろう。

 お客様は大勢いらっしゃっていたが、とても満足そうだった。

 紅先生。声にも様子にも艶(いろつや)・華がある。アンチエイジング。芸人はこうでなきゃね。

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2011年10月09日 02:28に投稿されたエントリーのページです。

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