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『猿の惑星 創世期』

 オススメ!

 いつも新作をけなしてばかりと、思われている。
 面白いものは、イイという。

 ☆☆☆★★。

 最近☆三つは珍しい。斎藤綾子、中野翠は☆6つくらいつけているかもしれん。

 シリーズ映画で第1作を越える作品はほとんどない。『猿の惑星』シリーズも、第1作がとびぬけて面白い。
 勘朝の長い映画観賞生活で、ラストで度肝を抜かれた、最高の作品は『猿の惑星』第1作。
 このラストは本当に驚いた。多感な時期に『猿の惑星』観てよかったと思う。

 で、傑出した作品によくある、【なぜそうなったのか:所以】作品。
 『スターウォーズ』 『羊たちの沈黙』 『ターミネーター』等々に見られる。

 それぞれ映画史に名を残す作品群だが、『猿の惑星 創世期』は頭一つ抜けている。

 おじさん映画ファンが喜ぶ要素がたくさんある。
 私が気付いてないコンテンツがきっとあるはず。リピーターが出てくる。
 ヒットする作品の条件。リピーター。


 チャールトンヘストンへのオマージュだとか、シャフナー監督へのオマージュが埋め込まれているハズ。・・・なんだけど、一回観ただけでは、発見出来なかった。
 ジェイコブ(脚本)のオマージュは発見した。モロだからだれでも発見できる。


 なぜ、猿たちが英語をしゃべってるの?
 なぜ、ゴリラ・オランウータンとチンパンジーがいるの?他のニホンザルやアイアイやマントヒヒはいないの?
 なぜ馬がいるの?
 なぜ、人類はすべて絶滅したの?
 なぜ、宇宙船なの?
 なぜ、自由の女神なの?

 といった疑問にすべて応えてくれる。

 だから、今時の映画ファンにはわからない。・・・といった映画でもない。
 誰でも楽しめる。ビデオ屋行って、ティーンエイジャー娘息子に蘊蓄たれて、
 「お父さんお母さん凄い。」
 と言われるような内容になっている(笑)。


  たま~に、こんな映画が創られるから、【映画観ぃ】は、騙されても、騙されても、通い続ける。

 その昔、『猿の惑星』でひっくり返ったおじさんおばさん必見映画。
 急がなくても2カ月のロングランになる。ゆっくりどうぞ。

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2011年10月07日 19:12に投稿されたエントリーのページです。

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