今年最後の映画。
『羊たちの沈黙』
これで2010年最期。
この映画に関しては、あらゆる評価が、あらゆるサイトに出つくしているので、あらためて書く必要もない。
この映画前と、後で、映画の創り方が変わった。
もし『セブン』がこの映画の前に発表されていたら、評価は二段階上がっている。
『SAW』シリーズにも影響が見える。『コンエアー』シリアスに創ってあるが、、パロディになってしまってる。
『レッドドラゴン』『ハンニバル』とレクター博士を中心とした前後を固める映画があるが、ごちゃごちゃして来る。
この映画以降、精神科医をリスペクトするようになった。私の担当医(精神科医)から診療を受ける時、彼の中にレクター博士を観る(笑)。「先生はレクター博士ですか?」と聞きたいが、まだ聞いたことはない(笑)。
で、ちょっと違った面から。
ジョディ・フォスター。これで念願のオスカーを獲った。元々頭のいい、自分をよく知っている女優だったから、時間の問題だった。
彼女はカール・セーガン『コンタクト』にも出ている。世間からは高い評価を得ているが、そんなにいい映画とは思わない。SF映画に宗教やイデオロギーを入れ込むと面白くない。
SFだか、ドラマだか知らないが、私の中では評価を下げた。
彼女の出世作『タクシー・ドライバー』。来年観られる。楽しみ。
12歳の娼婦。演じられるのは過去にもこれからも、彼女しかいない。