微妙なネタである。ネタの題名に差別的な表現が用いてある。聴いてある方が不愉快に思わないように表現する必要がある。
差別的な題名が付いているからといって、内容は差別しているものではない。爆笑ネタである。正朝師匠が実に楽しそうに与太郎を演じている。会場も大いに沸いた。
意見は分かれるかも知れないが、題名に差別的な表現があるからといって、演目自体を葬り去るのには反対だ。
以前『ちびくろサンボ』論争があって、(今も続いているのかも知れないが)書店、図書館から『ちびくろサンボ』が完全に姿を消した時期があった。今は復活している。アフリカ系の人種を差別しているという視点だった。難しいところだ。
歌舞伎にも『盲長屋梅加賀鳶』というのがある。盲人を理不尽に差別している内容ではない。
長い間日本の芸人さん達の手にかかって練り込まれてきたネタである。微妙な問題ではあるが、ネタは大切に扱いたい。