NHKラジオ「真打競演」は毎週欠かさず聞いているご贔屓番組。やらせもねつ造もない健全な番組。
昨夜の「真打競演」は実に聞き応えがあった。
地方の公会堂やホールで落語やその他演芸を聞かせる番組。落語なんて普段全く聞かないような方々を相手にするから、結構難しい。
毎回3組登場する。概ね、『漫才』『色物芸』『落語』の三部構成。
今回、落語の前はウクレレ漫談の牧伸二。
ウクレレ漫談や歌謡ショーもどきで、会場のテンションがグーンと上がっている。大音響で○○音頭でも歌われたらお客様は盛り上がる。これをどう落ち着かせるか、ラジオを通しても非常に心配になった。寄席ならお客様も心得てるから落語ではちゃんと落ち着いてくれる。地方のホール落語ではそうはいかない。
「誰が出てきて、この始末を付けるんだろう」と緊張して聴いていた。
お囃子のあと出てきたのは瀧川鯉昇師匠。福岡甘棠館笑劇場でもすっかりお馴染みの師匠。
絶妙の間と鯉昇師匠のあの雰囲気で会場を一気に落ち着かせてしまった。一瞬「しーん」とさせて、とつとつと語り込んでいく。凄い!これが「落語だぞ」と数百人の落語素人さん達を押さえ込んでしまった。時間にして3分。
恐れ入りました。これぞ真打。